新しいデジタルカメラを購入して使わなくなった、画素数が少ないデジタルカメラ。出番がなくなれば現役引退でお蔵入りかと思えば、まだまだ、それなりに使い道はあるようです。
写真プリントの作成には、画像が粗くてあまり実用的ではなくても、パソコンと組み合わせて使う画像入力装置と割り切れば、古いデジカメも、なかなか便利なもの。画像1点の寸法が大きくなりすぎないので、ディスプレーの画面からはみ出すこともなく、データ量もあまり必要としないので、ハードディスクを画像が占領することもありません。
そんな古いデジカメを何に使うのかというと、最も手っ取り早いのが二次元バーコード、またの名をQRコードの読み取り。最新型の携帯電話なら、内蔵カメラでQRコードを直接読み取れますが、パソコンにはカメラが付いていない機種が多いので、古いデジカメを読み取り装置として利用するわけです。雑誌などに付いているQRコードの内容を、携帯ではなくパソコンで見たいときには、まずデジカメでQRコードを撮影してから画像転送。これを、専用のパソコンソフトで解読するか、インターネットで公開されているQRコード解読サービスにメール添付で送って、解読した内容を送り返してもらえば、パソコンでも簡単にQRコードを利用できます。
主要な検索エンジンで、キーワードを「QRコード」として検索してみれば、無料で解読サービスを提供してくれるサイトがいくつも出てくるので、関心のある方は探してみてください。デジカメは、少しくらい古くなっても、マクロ撮影やズームレンズなどの部分で、携帯電話のカメラより機能性は高く、フラッシュも付いているので、ピンボケやブレを抑えて、解読エラーの少ないQRコードを撮影できると思います。これなら、古いデジカメもムダなく活用できそうですね。